<前回までのあらすじ>
太郎は麻薬密輸組織への潜入に失敗し、捕らわれてしまう。相棒である次郎を守るために嘘をつき続けた太郎。そんな太郎の前に麻薬密輸組織のボスが姿を現す。その男は何と次郎だった。
「次郎・・・嘘だろ・・・」
「本当だ。もうボスに就任して4年になる。」
「4年!?そんなに長い間お前は俺のこと騙していたのかよ!?」
次郎、部下に何か話しかける。部下は数分で巨大な鞭を持ってきた。
「くくく。太郎、お前はここで終わりだ。組織のボスが誰か話したら命だけは助けてやる。誰なんだ?」
「そんなの言えるわけないだろ!!」
その言葉が終わる前に鞭が太郎に振り下ろされる。太郎、気絶する。
「おい、起きろ。ボスは誰なんだ?おい!」
太郎、虚ろな目で答える。
「ボスは・・・」
しかしその時、突然爆音が部屋に轟いた。次郎の体が後ろに吹っ飛んだ。
<27話に続く>
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